栄小だより「自分の目標を目指して力強く」横手市立栄小学校長佐藤健悦(平成20年11月) 『ふるさと栄会』」の皆様には、ますますご健勝でご活躍のことと拝察いたします。今年は全国各地で、“ゲリラ豪雨”が発生し、大きな災害が頻発しております。会員の皆様には、被害に遭われなかったでしょうか。今後とも十二分にご注意いただければと存じます。 ①自分の思いや考えを相手にしつかり伝える力を伸ばす 二十五名の新一年生を迎え、全校児童百二十八名でスタートした平成一十年度も、あと一か月ほどで半分を過ぎようとしています。 ②今では珍しくなった活動より●床磨き(清掃活動) 今風の学校での床拭きは、腰を高くした腕立て伏せの格好で、長い距離を真っ直ぐに一気にというのが定番です。床材の継ぎ目が滑らかな場合は、この拭き方でもいいですが、本校の床も木材で、少し継ぎ目が凸凹しています。そのため、今風の床拭きができません。写真のように、膝をついてはいますが、利き腕の左右の届く範囲で、一枚一枚の床板をしっかり力を入れて磨きながら後ろに進んでいきます。清掃班は、1年生から6年生までが混じった班(縦割り班)で、高学年の子どもが低学年の子どもに拭き方を伝授しながら、本校の伝統の清掃活動として行ってきました。そのために、床は「黒光り」して、いい光沢の輝きを放って、子どもたちをいつも照らしています。 ●薪連び 今の学校の暖房設備は、重油などを使用したファンヒー夕ーや電気による蓄熱暖房、石油ストーブですが、本校の給食室には2基の“薪ストーブ”があります。そのため、毎年約4はりの薪が準備されます。業者に短く切ってもらった後、さらに割ってもらい、きれいに積み上げて、夏の間乾燥させます。そして、雪の降る前に、給食室に近くの雁木まで、およそ80メートルを3年生以上の子どもたちが2列に並び、薪を手渡しして運びます。昔はどこの学校でも行われた風景ですが、今では、栄小だけの貴重な体験です。 ●障子紙貼り 本校の特色として、天窓から日の光を取り入れるために、天井に1つの教室に30枚の障子が敷き詰められています。十四年も経ったこともあり、障子のシミなどの汚れがひどくなり、張り替えをしました。昨年度は、3~6年教室、今年度は1・2年教室を、本校職員に加え、市教育員会職員、保護者ボランティアの方々のご協力を得て、総計180枚の張り替えを、どちらも夏休みの猛暑の中で行いました。 「栄小子ども見守りたい」や民生児童委員、栄地区交通安全協会、栄交番、栄小PTAなど、多くの皆様のご支援ご協力で交通事故や不審者による事故などもなく、いつも感謝しているところです。地域の皆様に応えるべく、今後とも「力強い学校」を目指してがんばってまいります。 |
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