ふるさと栄会

古稀を祝う会

栄中第8期生(昭和三十年卒)

  平成二十年六月二日(月)わが第八期生は、古稀の祝いのため栄神社に集まった。参加者は、男女合わせて三十四名である。還暦祝いのあの日、みんなで植樹した欅の木が、がっしりと根付いていた。「久しぶり。まめだったが。うん、何とがやってる。おめも、元気そうだねが。」などと、握手をしたり、肩をたたき合ったりしながら、互いに笑顔で言葉を交わす。いろいろな事情を考慮しての参加であるから、再会の喜びもひとしおである。

  午後一時、全身を震わすような太鼓の響きで、ご祈祷お祓いが始まる。一人一人の氏名が厳かに読み上げられるにつれ、『いよいよ古稀か』という気分になり、みんな神妙になる。儀式が無事に終わると、みんなの話し声は急に明るくなった。心は早くも、祝賀懇親会場に飛んでいるようだ。

  午後二時、この行事を実行するにあたり、半年も前から準備してくれたS実行委員長をはじめ、各実行委員の皆さんはさぞ苦労されたであろう、と感謝しながら、バスで田沢湖高原の宿に向かう。高原に入ると、あたりは新緑のトンネルだ。緑の精気が目から入って身体中を駆け抜け、気分を爽快にしてくれる。

  午後四時ホテル到着。記念写真を撮った後、幹事さんの指示に従って部屋に入り、思い思いに休憩したり入浴したりして、祝賀懇親会の時間を待つ。

  午後六時祝賀会。開会の辞・物故者(十名)に黙祷・欠席者からのメッセージ・御祝儀披露・実行委員長挨拶とスムーズに進む。乾杯が終わると、会場はあっという間に談笑の広場となった。宴の途中で横手美人による、ドンパン節の踊りのアトラクションがあり、座が一段と華やかになった。曲がなかなか終わらず、美人たちはよろけるほどであった。

  二次会は貸切のカラオケホールである。一次会の勢いで全員が参加し、歌声や拍手や笑い声が、いつ終わるともなく続く楽しい夜となった。

  翌日は、城下町角館めぐりである。江戸時代の武家屋敷などを見学し、あれこれと見聞を広げた後は、もうはばき脱ぎとなる。東京方面の人とはここで別れるので、和気藹々の中にも、ちょっびり寂しさが残る。

  最後に実行委員長から、参加者や各幹事に対するお礼の言葉と、今後の生き方などについての、熱い思いを込めた閉会の挨拶で無事解散となった。

   『健康こそ最高の富』この言葉を、参加者の全員が、一層強くかみ締めたのではなかろうか。(感謝)

田原忠雄(記)



第8期同期会集合写真

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掲示板に投稿された「議事堂周辺の大屋梅」、投稿記事【22】、の写真を元に加工されたものです。

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