ふるさと栄会

寄稿記事

ホームページ開設に寄せて

奥村紀夫(栄中学校第9期、昭和31年卒)


ふるさと栄会ホームページ開設に携った一員として、11月26日の総会に期を合わせて公開できたことをよろこんでいます。準備を進める過程で感じたことを取りまとめてみたいと思います。

シニアとインターネット

  • ふるさと栄会ホームページは栄小栄中学校卒業生を念頭に制作しています。卒業生は栄地区だけでなく全国各地に住んでいます。年齢的にも中学校校舎がなくなった後に卒業した若い世代から尋常小学校と称された時代の卒業生まで広範にわたります。できるだけ多くの卒業生に親しんでもらえるホームページにしたいと思います。
  • 全国各地に住んでいるということから、都市と地方のインターネット環境の違いがまず気になります。この点では昨今全国的に急速に通信インフラが整備されてきているようです。これに期待したいと思います。
  • それよりも年配の方々にも見ていただけるか、こちらの方がより気がかりです。いわゆるシニアと呼ばれる年代にとって、ITとかパソコンはかなり敷居の高いもののようです。これは無理からぬことだと思います。さればといってこれから勉強して是非インターネットに接して欲しい、というのもあまり現実的とは思えません。ただ方法はありそうです。若い人たちの力を借りたらどうでしょう。パソコンは道具でありその道具の使い方はおまかせ、自分は中身だけ楽しめればそれで良し、と割り切ることも出来るのではないでしょうか。
  • 最近は銀行の自動端末からお金を振り込む、というようなことも日常事になってきましたが、慣れないうちは怖気づきました。しかし、うろうろしていたらアシスタントや職員が助けてくれました。なにも遠慮することはなく、要は振り込むという目的を達成できれば良かったわけです。パソコンやインターネットもそのように考えると気が楽になります。
  • 身近に子供さんやお孫さんがいて助けてくれるといいのですが。あるいは近所に多少なりともパソコンになじんでいる人がいると良いのですが。ただ、今更頭を下げて教われるか、と自尊心が邪魔するかもしれません。あるいは、自分はどうしてこう物覚えが悪いんだろう、などと負い目を感じることがあるかもしれません。そこをどう乗り越えるか。
  • 若い世代と違って、シニアと呼ばれる年代が子供の頃あるいは働き盛りの頃パソコンなど身近なものではなかった、パソコンゲームに時間を忘れて親に叱られることもなかった。しかしその分だけ違う世界を経験してきたのだから、堂々と接していいのではないかと思います。お気に入りリストへの登録だとか、トラブルが発生した時の対処だとか、ややこしいことは全部おまかせ、私ただ見る人。投稿する場合でも、原稿は手書き、あとはおまかせ。シニアの特権?そんなインターネットの楽しみ方もあると思います。
  • 手助けを得られないシニアの為に、公共の場所にインターネット閲覧コーナーがあって職員が多少介添えしてくれたらいいなと思います。図書館なんかそのようになってきています。検索用の端末が置いてあって、使い方がわからなければ職員が親切に教えてくれます。栄地区であったらさしあたり公民館あたり。用事で来たオドやアバが「どれ一寸のぞいていくか」というような光景を想像すると楽しくなります。

携帯とインターネット

  • 私は携帯を持ってはいますが、ほとんど電話として使うだけ。あの小さな画面がなんともうっとうしいのですが、栄会役員の一人が「栄会ホームページは是非携帯でも見られるようにしたほうが良い」と提案してくれました。
  • パソコンに比べて敷居が低い、ということです。確かに若い世代を裾野になかなかの普及振りです。丁度この記事を書いている時ソフトバンクの騒ぎがありました。一寸お粗末という感じですが、携帯の普及にますます拍車がかかることでしょう。
  • そんなわけで、当初予定してなかった携帯サイトも急遽用意することになりました。取り掛かってみると、DoCoMo、AU、Vodafone と標準化がいまいち。最近の機種は大分足並みがそろってきているようですが、古い機種だとかなりバラバラ、どんな携帯機種でも同じように見えるか心もとないところがあります。不都合の節は是非事務局までご連絡を。工夫して対応できることもあると思います。
  • 携帯であまり長文の記事を読むのはやはり疲れます。パソコン用のページは作者の原文を尊重していますが、携帯ページはおよそ1000字を上限に作者の意図を損なわないようにしています。
  • ただ通信コーナーは両者共通、どちらからも投稿・閲覧できます。携帯は5記事表示、PCは10記事表示の違いがありますが同一内容です。両者のバランスを考慮して、投稿記事を200字に制限しています。
  • いずれにせよ、パソコン用と携帯用のホームページ、それぞれご都合の良いほうで親しんでいただければと思います。

参加型のホームページ

  • 通信コーナーへのメッセージ投稿おおいに歓迎。あるいは寄稿記事や作品をお寄せ下さい。こんなページや内容があったらとか、編集の仕方を変えたらとか、ご意見・ご提案も歓迎します。
  • 一寸難しい話ですが、ウェブやインターネットの世界は、ネットの内側にいる人達が外部に働きかける段階から、外部にいる人達との相互作用で思いもよらない価値を作り出す段階に進化していくのだそうです。
  • 難しいことはともかく、一方向型のホームページよりは、参加型のホームページのほうがにぎやかで楽しいものになります。

インターネットとふるさとPR

  • ホームページを運営するからには、ふるさとのPRに一役加担できるようになりたいものです。栄、横手、あるいは秋田の物産、観光や文化、色々あります。アクセスが少ないうちはあまり期待できませんが、少しでもふるさと振興に役立つホームページに成長させることができればうれしいことです。
  • その為にもできるだけ多くの人に親しんでもらい、少しでも多くの人にアクセスしてもらいたい。口コミでもふるさと栄会のホームページを広めて下さるようお願いします。

↑タイトルの画像は?
掲示板に投稿された「議事堂周辺の大屋梅」、投稿記事【22】、の写真を元に加工されたものです。

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