ふるさと栄会

横手市は今・・・


横手市からのメッセージ(ふるさと栄会会報-平成24年-から転載)
 横手市長(五十嵐忠悦氏)
 栄公民館館長(黒沢精子氏)
 『チャレンジデー2013』に七万人が参加(市報から)
 JA秋田ふるさと横手総合支店営農資材課長(堀江一彦氏)
のメッセージを紹介します。

なお会報PDF版で、全ページをごらんいただくことができます。


30周年おめでとうございます

横手市長 五十嵐忠悦(平成25年11月)


五十嵐市長  ふるさと栄会が設立30周年を迎えられたことに対し、心からお祝いを申し上げます。会員の皆様には横手市の発展のためご指導、ご協力をいただくとともに、設立以来、ふるさと栄会が首都圏と横手市との交流の架け橋として大きな役割を果たしてこられたことに対し、深く感謝と敬意を表します。  横手市も平成17年10月に合併し、満8年が経過いたしました。来年は、新横手市として10年目に入る記念すべき年であり、市民の皆様がより豊かで幸せを感じることのできる地域社会の実現を一層目指してまいりたいと考えております。
 さて、現在、JRグループ6社による秋田デスティネーションキャンペーンが、10月から12月の3ヶ月間、秋田県内で開催されております。当市でも体験型観光プランの作成や、観光スポットを結ぶシャトルバスの運行、そして各方面と連携しながら様々なイベントを開催し、県内外からの誘客を図っているところです。当市は発酵文化のまちであり、そのPRとして、奥羽南線を走行する車両と横手駅舎を、麹菌などの菌をテーマにした人気漫画「もやしもん」のキャラクターで装飾いたしました。皆様も横手に帰郷されることがありましたら、明るく賑やかに彩られた横手駅をぜひご利用いただければと思います。今回のキャンペーン期間中に限らず、市民が一体となって「おもてなしの心」で観光客をお迎えし、「来て良かった、また来てみたい」と思っていただけるような横手市を目指してまいります。
 さらに、今年の4月には、スポーツを通して市民一人ひとりが心と身体を豊かにし、活力と魅力にあふれるいきいきとした元気なまちを目指し、「スポーツ立市よこて」を宣言いたしました。それに伴い、5月29日に、市全域としては初の参加となるチャレンジデー2013を実施しました。チャレンジデーとは、人口規模がほぼ同じ自治体同士が午前0時から午後9時までの間に、15分間以上運動やスポーツをした人が何人いるかという住民参加率を競うスポーツイベントであり、栄地区の皆さんにも、スポーツはもちろん、農作業、通勤、通学、買い物など、様々な形でご参加をいただきました。今年は兵庫県豊岡市との対戦でしたが、参加者数は7万人を超え、見事に勝利し、金メダルを受賞することができました。今後も、健康づくりやスポーツに親しむ機会を通して、元気なまちづくりと地域経済の活性化を図ってまいります。
 日頃から会員の皆さまにおかれましては、「ふるさと納税」などにより、当市のまちづくりにおける様々な挑戦を応援いただき、心から感謝申し上げます。さらに魅力ある横手市として、皆さまが誇れるふるさとを創ってまいりますので、なお一層のお力添えをいただけると幸いです。  結びに、ふるさと栄会の今後のますますのご発展と会員の皆様のご健勝をお祈りし、ごあいさつといたします。


栄公民館の活動より
 -「元気ムラ」の種袋-

栄公民館館長 黒沢精子(平成25年11月)


 「おはよう!」と鳴く「おはようカラス」が日本全国で報告されるようになりました。「ウッソー」とお思いのみなさま、今度、よーく鳴き声を聞いてみてください。カラスの種類は「ハシブトガラス」。カラスは黒くて気持ちの悪いイメージですが、とても利口で声帯が九官鳥に似ているので鳴けるのだそうです。私もついに「おはようカラス」に遭遇しました。おはよう!と言うと、おはよう!と何回も鳴いて応えてくれます。寺内地区にも三年前から「おはようカラス」が出没しているそうです。ちなみに「おはよう」のほかには、バカー、ハロー、オッカー、アッホー、ニャンニャンニャン、アーアー、などの鳴き声もあるそうです。我が家には数年前、空からオタマジャクシが5匹くらい降って来ました。その後に幸せを招くという未確認生物「ケサランパサラン」がやってきて、現在飼育中?です。決して頭が変になったわけではありません。世の中には不思議な事がたくさんあるという一例をご紹介しました。

 さて、岩手県の平泉が世界文化遺産に登録され「平泉のルーツは横手にあり」と、平安時代に横手周辺を舞台に繰り広げられた「後三年の合戦」がスポットを浴びています。横手市でも観光に結び付けようと宣伝に力を入れておりますが、この合戦の時に源義家軍が通ったであろう、栄地区を通る古代の官道「東山道(推定)」の周知を兼ねて、栄公民館でも「駅からハイキング」や三浦恵治さん(柳田)所有の「後三年合戦絵巻」の公開などを行って来ました。現在、研究者や大学の教授などを招いてのシンポジウムが盛んに行われております。この中で中尊寺の僧侶から、四代目藤原泰衡の首桶に入っていた百個ほどのハスの種のお話がありました。現在は「中尊寺古代ハス」として美しい大輪の花を咲かせ、横手市の山内と雄物川に株分けされていますが、なぜ首桶の中にハスの種が入っていたのか疑問だったそうです。それが秋田県の風習として、大事な人の棺に七種の草花の種を入れて葬り、あの世に行ったらその種をまいて美しい花園で暮らして欲しいという願いが込められている「種袋(たねぶくろ)」として納めたものだろうことがわかり、一気に疑問が解けたそうです。秋田の弔いの風習が岩手にも受け継がれていたのです。

 今年の上半期のNHKの朝ドラ「あまちゃん」で「じぇじぇじぇ」がブームになりましたが、横手市の金沢では「じゃじゃじゃ」と言います。この言葉は「六郷のからから金沢のじゃ、横手のなんす」と揶揄されるほど日常的には使われている言葉です。金沢の「じや」も、岩手県の紫波、花巻周辺で使われている言葉で、じやを使う一団が集団移転して金沢に伝わった言葉といわれております。実は、中尊寺古代ハスの種は、紫波町の「五郎沼」に咲いていたものであることがわかっているのです。時空を超えた不思議なロマンや縁を感じませんか。栄地区でもこの度、新町の山の神さんの掛け軸が江戸時代の貴重なものであることがわかりました。新町には「テンギ」という風習もありました。そこで現在、少しでも親しみやすく栄地区を知るために「ウソ、ホント?栄地区の伝説」を作成中です。来年春には冊子にして皆様にお届け出来ればとがんばっております。
 また、県の事業である「あきた元気ムラ」の一つとして、大屋地域の活動内容がHPにアップされております。元気ムラというのは、地域のお宝を発見し、活動を起こし、元気づくりの原動力としている集落を紹介しているサイトです。集落が「つながる」ことで活動が「広がる」交流を目指しております。去る九月八日に秋田ふるさと村ドーム劇場で行われた「あきた元気ムラ大交流会」に参加してきました。大屋梅保存会のブースでは、大屋梅を使った「梅漬けまんま」や「梅漬けそうめん」「梅ジャム」「梅まんさく」「ベリージャム」などが披露され「こんな郷土食もあるのか」と大変好評でした。住民全体の地域づくりや自主防災の大切さが話し合われましたが、自主防災といえば、寺内地区では拍子木を打っての火の用人の夜回りが今でも行われておりますのでお知らせいたします。

 市では、平成二十七年度をメドに各公民館を指定管理の交流センターに移行する計画です。長年支所として機能してきた公民館は業務も多岐にわたります。そのためスリム化する検討を行う作業に入っております。時代の変遷とはいえ、なかなか明るい話題もありませんが、栄公民館が優良公民館として文部大臣表彰を受けた昨年に続き「若駒子ども会」(安田原下丁)が優良子供会として全国表彰されました。記念に緑色のクリアホルダーを作り町内に配布されました。また、「栄友和会」(外目)が、ぼんでんコンクールで念願の一等を受賞。「昭和会」(安田原)は海を渡り、台湾でぼんでんを披露して新聞に写真が載りました。ぼんでん唄コンクールでも、河村八重子さん(堂ノ前)が見事に優勝しています。

「横手やきそば音頭」に続く「長生きサンバ」 9月11日(水)の敬老会で踊り大変喜ばれました

 四月には、公民館にも二人の新人スタッフが配属されました。ベテランの鈴木瑞穂に代わり、異動は初めてという二十代の吉方謙と事務補助の筒井美穂子です。どうぞよろしくお願いいたします。栄駐在所にも二十代の鈴木将也巡査長が配属になり、一気に若返ったような初々しい感じがしています。公民館の活動としては「栄公民館からエコ発信!」五年目。今年の目玉は、大屋梅保存会事務局長の戸田義昭さん(寺内)が推奨する「えひめAI」という菌液です。納豆一粒とヨーグルト、イースト菌、砂糖で作るEM菌に似た「えひめAI」は、消臭剤や農作物の発育促進に効果があり、ペットボトルで簡単に出来ますので地域に広めたいエコの一つです。
 また、「横手やきそば音頭」に続き「長生きサンバ」の踊りがブレイク中です。敬老会で披露し」拍手喝采でした。エコが講じて折り紙は講座となり、声を出して健康づくりの「にほんごあそび講座」は、さかえ館まつりで成果を披露することになりました。初めての試みとして、公民館スタッフの隠れた特技を活かした講座「ミステリー講座」は、まさにミステリー。当日までどんな講座が行われるかヒ・ミ・ツです。これまで飯塚の「お家エステ」、筒井の「中国茶を楽しむ茶会」が行われ、吉方と和賀の男性二人がどんな講座で楽しませてくれるのか期待されています。

 私も来春には退職となります。今年は公民館の秋田県大会と東北大会で栄公民館の事例発表をさせていただきました。大変栄誉な機会を与えていただくことが出来ましたのも、地域のみなさまや「ふるさと栄会」のみなさまのあたたかい応援と、力強いご協力のたまものと感謝いたしております。ミステリー講座の最後には、ライフワークとして取り組んでまいりました伝承の「昔っこ」語りとプラスミステリーで、栄地区にお世話になったご恩返しが出来たらと考えております。

 お伝えしたい事はまだまだあるのですが長くなりました。ふるさと栄会のさらなるご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。栄公民館一同、栄元気ムラの種袋となれるようこれからも精進いたしまして、七色の美しい花を咲かせられるよう努力してまいります。よろしくお願いいたします。

折り紙で「池に遊ぶカエルとハスの花」を折りました

ハンギングバスケット講習会 10月のDC(デスティネーションキャンペーン)に一役かいました

市民の力で歴史的勝利!!
『チャレンジデー2013』に七万人が参加

市報よこて平成25年6月15日

 5月29日、人口規模が同じ自治体・地域が一日のうちに15分以上運動した人の参加率を競い合うイベント『チャレンジデー2013』が行われ、横手市全体としては初めての参加となりました。  対戦相手は、今回が4回目の参戦となる兵庫県豊岡市。開催を控えた5月27日には中貝完治・豊岡市長と五十嵐市長がテレビ電話で会談し、お互いの健闘を誓いました。
 開会式会場となった赤坂総合運動公園では、グラウンドゴルフ、ウオーキングの参加者150人に、横手市スポーツ大使に委嘱されたマラソンランナー高橋勇市さんが加わり五十嵐市長らとラジオ体操を行い、全員でオープニングを宣言。その後、高橋さんは65キロのチャレンジランに伴走者と出発しました。
 当日は、市内各地域でスポーツに取り組む姿が見られ、70,391人が参加を報告。参加率は71パーセントを超え、僅差で豊岡市に勝利しました。  『スポーツで地域を元気に』を実践するイベントとなった今回のチャレンジデー。『スポーツ立市よこて』をPRする絶好の機会となりました。

十文字保育所元気いっぱいなダンス

65kmを走破し、伴走者とゴールする高橋さん

高橋勇市さんを応援する増田小学校児童 高橋さんは足を止め「夢をあきらめずに努力してください」とエール

JA秋田ふるさとから

横手総合支店営農資材課 堀江一彦(平成25年11月)

 「ふるさと栄会」の皆様、大変ご無沙汰しております。JAの業務を通じて近況をご報告いたします。
 「ふるさと栄会」が30周年を迎えられる事に心からお祝い申し上げます。このような会が嘗ては各地にあった訳ですが、現在もこれほどしっかりとした内容で活動している団体は珍しくなったようです。特に会の役員をはじめ事務局のご努力に深く敬意を表したいと存じます。
さて、昨年は記録的なお盆過ぎの猛暑でしたが、今年の9月は例年並みの出来秋を迎えようとしております。各地で自然災害のニュースが聞こえてきますが、ここ横手盆地は幸い作物に影響するほどの事は今のところ無いようでホッとしているところです。
この一年間のJAにおけるニュースと言えば、一番に挙げられるのが、利用施設の建設です。昨年合併した雄物川地区に約10億円をかけてカントリーエレベーターが6月に竣工し、旧横手市の境町地区には、約4億円をかけてライスセンターの大改修工事を行って9月に竣工しました。いずれも稲の生籾を乾燥調製処理する大規模施設ですが、稲作農家にとって必要性の高い共同利用施設となっています。
毎年ことですが、このご報告の締めくくりとしてJAの宣伝をしたいと存じます。安全・安心を第一に生産するふるさと横手の農産物「つり吉三平」マークの付いたJA秋田ふるさとの農産物を今後とも皆様が応援団となってくださるようお願い申し上げます。


(C)矢口高雄

平成12年度から、ふるさと産で販売される青果物のイメージキャラクターとして、増田町出身の漫画家矢口高雄氏の作品「釣りキチ三平」を起用し、他産地との差別化を図っています。

↑タイトルの画像は?
掲示板に投稿された「議事堂周辺の大屋梅」、投稿記事【22】、の写真を元に加工されたものです。

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