ふるさと栄会

同期会だより

「長寿を祝う喜寿の会」栄中第10期生(昭和32年卒)


 平成二十九年六月一日の大安吉日を選び、栄神社本殿に集合、健康長寿の祈願お祓いを受けてから一路祝宴会場へ向う。会場は花巻市の新鉛温泉「愛隣館」。もてなし彩る結びの一軒宿を標榜するだけあって、環境も温泉もなかなか素晴らしくこのような集いにはふさわしい宿である。恩師の中で唯一ご健在の和賀良之助先生をゲストにお迎えして、二十五名の宴となった。

 祝宴は作法どおり、開宴に先立って故人となった二十三名の同期生の冥福を祈って黙祷をささげ、開会の挨拶、恩師祝辞と続き、乾杯の発生を私に指名されたので「元気で楽しい人生、百才を目指して頑張ろう」で杯を上げた。

 会は還暦や古希の集いのことをはじめ、学校時代の話題や思い出話に花が咲き、二時間の予定時間は余りにも短く、瞬く間にやってきた。もちろんこれで終わる訳はなく、事前の貸切予約で準備の整ったクラブにそのまま全員で移動しての二次会となり、盛り上がること約二時間、宴は終わりそうもない。続きは部屋でということになり、またそろって一室に集まっての三次会。予め各部屋の冷蔵庫に配備しておいた飲物や女性たち手作りのご馳走を持ち寄って再開し、宴はますます盛り上ってとうとう十二時になる。今日はこれにて散会ということにしたが、各部屋では三時過ぎまで話が続いたという。

 翌朝は十四あるというお風呂に思い思い浸かって、昨夜の疲れを癒し、ゆっくり食事をとって英気を養った。別れの時間は短く、すぐにきてしまう。地元組は宿の車で、昨日皆でお祓いを受けた栄神社に向けて出発。東京組はシャトルバスで新花巻駅へ向けて出発し、一路東京への旅となる。勿論、車中はすぐに宴会となり到着まで話が弾んだことは言うまでもない。しまいに、会の中で全員揃っている席で、「ふるさと栄会」のPRの機会を得たので、声を大にして皆に訴えたことを報告したい。

 「ふるさと栄会」は栄出身者の首都圏の会で、会員親睦と、ふるさと栄地区の発展に寄与し母校栄小学校への支援をめざして組織され、活動している。ふるさと会としては珍しく、ふるさとの自治体からの補助金や年会費もなく、有志の寄付金のみで運営、活動しているが、栄中学校がなくなってからの新しい会員を把握する方法がないため、このままだと会員がいなくなり、会が消滅してしまうので、知りあいの方を是非とも紹介して助けてほしい。とお願いしたいことをつけ加えたい。

高橋 豊 (記)


第10期同期会集合写真

↑タイトルの画像は?
掲示板に投稿された「議事堂周辺の大屋梅」、投稿記事【22】、の写真を元に加工されたものです。

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