ふるさと栄会

栄小だより

「夢と学びと楽しさを」

横手市立栄小学校長 和泉真一郎(平成22年11月)

  今年の夏は全国的な猛暑でしたが、ふるさと栄会の皆様、いかがお過ごしでしょうか。こちらふるさと栄は、幸いにも大きな災害もなく、平穏な毎日を送っております。
  さて、平成二十二年度の栄小学校は昨年度に引き続き学校教育目標を「夢と学びと楽しさを」と定め、栄小学校の児童ひとりひとりの夢、学び、楽しさを大切にし、すべての児童が各場面において生き生きと活動する学校をめざして全職員が努力を重ねているところです。
  本年度の栄小学校の教育活動について、その一端をご紹介いたします。

◎入学式(四月七日)

  一年生が二十三名、元気に入学しました。返事のし方、お話の聞き方など入学式への参加態度もりっぱな一年生でした。一年生の入学により栄小学校の児童数は百二十四名となりました。

◎一年生を迎える会(四月十四日)

一年生を迎える会

みんなで楽しく大歓迎

  入学式から一週間後、六年生が中心になって「一年生を迎える会」が開かれました。入学してきた一年生ひとりひとりを栄小学校の仲間として温かく迎えようと開催されたものです。
  一年生へのインタビュー、鬼ごっこ、二年生の発表、歌「勇気100%」など、よく工夫された内容で全校児童が楽しく参加できた歓迎の会でした。

◎運動会(四月二十九日)

運動会風景

持久走で一斉にスタート

  四月二十九日に開催された運動会は今年もPTA保体部と保護者の皆さんの協力により予定された内容をすべて行うことができました。
  当日は降雨が心配される天候であったため、進行を早めに行い、午前中でグラウンドでの開催を終了し、残す3プログラムを昼休み後に体育館で開催しました。PTA保体部の大会運営への積極的な参加もあり、運動会は大きな盛り上がりを見せました。

◎体育遊具活動(五月十八日)

体育遊具活動

こんなに高くても平気

  栄小学校では毎年一・二年生が秋田ふるさと村に行って固定施設で運動遊びをしています。今年も一・二年生がスクールバスで出かけ、一時間あまりの間、渡り歩きや跳び下りなどいろいろな遊具遊びをすることができました。運動の順番やきまりを守って一・二年生がいっしょに友だちと仲よく遊ぶことができた貴重な時間でした。

◎横手地域防災訓練(五月二十六日)

防災訓練風景

校舎への放水訓練を見学

  横手地域防災訓練が今年は栄小学校を会場に実施されました。
  当日は降雨のため、避難訓練と見学など子どもたちの活動は屋内で行われました。地震による火災発生という想定で行われた避難訓練は、避難場所を体育館に変更して実施しましたが、児童は整然と行動できました。また地域住民や消防署、消防団などによる校舎内外での防災訓練の様子も見学しました。体育館で行われたすべての訓練に四~六年生が参加しました。防災意識をもつ上で貴重な経験となりました。

◎人権の花、人権教室(六月九日)

花苗の植付け

ていねいに 心をこめて

  人権擁護委員、主任児童委員の方々が栄小学校を訪れ、快晴の下で全校児童が「人権の花」の植栽を行いました。
  この「人権の花」運動は、①次代を担う子どもたちが互いに協力し合いながら花を育て、その成果を地域の方々に鑑賞してもらうことにより子どもたちの情操をより豊かにすること ②この活動を通して子どもたちに命の大切さや相手への思いやりといった人権思想をはぐくみ、より豊かな人権感覚を身につけてもらうこと を目的として、横手人権擁護委員協議会が実施している運動です。
  はじめに植栽式で人権擁護委員の方のお話、児童代表の言葉、苗の植え方の説明がありました。そして前庭に出て花苗の植付けです。作業は縦割り班で協力し合いながら進めました。16班で計48プランターを人権擁護委員の方々、主任児童委員の方々と一緒になって植付けました。そして全プランターを前庭と各玄関に飾りました。
  最後に五~六年生を対象に多目的ホールで人権教室が開かれました。人権擁護委員の方から人権に関する貴重なお話をうかがうことができました。

◎芸術鑑賞会(八月二十八日)

  今年の芸術鑑賞会は民話芸術座による演劇「河童の笛」を鑑賞しました。
  『人間の世界にも河童の笛が聞こえる心の優しい人間がいるはずだ』
  『本当の優しさとは、本当の思いやりとは何なのか』演劇の楽しさ、素晴らしさを味わうとともに本当の優しさについて考える時間にもなりました。
  なお六年児童1名が子役として出演しました。自然で非常に好ましい演技でした。また演劇に先立って行われた演劇教室で六年生4名と六年担任が舞台で実演で活躍してくれました。

◎子ども夢学校(九月六日~九日)

白神体験センターにて

白神山地の自然ブナ林にて

  栄小学校は、豊かな体験活動「ふるさと子ども夢学校」を実施しました。
  本校にとっては昨年に続き二回目の実施となります。昨年は五年生全員を対象に実施し大きな成果をあげたところですが、今年は参加学年を第三~五学年に拡大して実施しました。子どもたちがふるさとを遠く離れた農山漁村で三泊四日でさまざまな体験活動を行うものです。あきた白神体験センター(八峰町)に1泊,大潟村に2泊(農家民泊)の日程です。
  海や山での様々な体験活動、大潟村での見学や収穫等の体験活動、各農家での体験活動及び農家民泊、大潟小学校との交流活動その他を行いました。
  子どもたちが家族と離れて四日間にわたって仲間と共に集団生活と集団活動を行うことを通して、自らを律する心、他人を思いやる心、力を合わせて困難を克服する力などを育てることをねらいとして実施したものです。実に中身の濃い四日間となりました。




  ふるさと栄会の皆様には今後とも栄小学校を温かく見守ってくださいますようお願い申し上げ、栄小学校の活動の報告とさせていただきます。


↑タイトルの画像は?
掲示板に投稿された「議事堂周辺の大屋梅」、投稿記事【22】、の写真を元に加工されたものです。

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