ふるさと栄会

卒業五十周年記念同期会

栄中第11期生(昭和三十三年卒)

  七月二十日、二十一日の両日、三十名の参加を得て新潟県村上市の瀬波温泉「ホテル大観荘」にて開催しました。

  日光鬼怒川の還暦後祓いから五年が過ぎ、いよいよ見えてきた古希までの間で何か再会のきっかけを探っていた所、今年が中学校卒業五十年ではないかとの声を受け、では何か記念事業をやろうと衆議一決。

  開催地はこれまで開催した松島、飯坂、土湯、日光以外の中間点、できれば同期生が居住している所と話はトントンと進み、新潟で「再会」 「日本海の夕陽」とテーマまでが決定。

  当日、秋田・東北地区は午前七時三十分栄公民館を出発し、新庄で福島からの、最上川舟下り発着場で鶴岡から参加者と合流、総勢十九名は最上川舟下りを満喫の後羽黒山を参拝し昼食して一路瀬波温泉へと向かう。

  一方関束・中京地区は、始発で出て来た愛知県蒲郡からの参加者を含め十五名が午前九時に上野駅前を出発。四月の花見が開花情報に振り国され中止したためか、出発と同時にビールが回され早くもヒートアップ。三連体中の渋滞を心配しながらも関越道をサロンバスで瀬波温泉を目指す。

  今回は両地区のバスの感動の合流は無く、それぞれ「ホテル大観荘」へ到着、新潟在住の阿部邦昭君も到着し、日本海を一望のロビーに総勢三十五名が集結。

  お待ちかねの祝賀会では先ず、新たな物故者への黙祷の後、五十周年記念行事の言い出しっぺ冨岡清君(外目)が四名で集団就職した鶴見の職場での友達の死や別れ、不況の時の様子など思わず涙ぐみ言葉に詰まる場面もあり、一同感動に浸る。

  次に、地元阿部邦昭君から歓迎のあいさつ、永年続けている津波、地震の話があり頑張っている現職教授に一同拍手。

  また司会から九月初旬に恩師新田アイ先生の百歳、新田文子先生の米寿のお祝いの会を計画、ついては記念品を贈りたいとの提案があり、一堂賛同し幹事一任とする。

  宴会も佳境に入り誰もが忘れていた今回の最大のウリの「日本海の夕陽」、当日の日没時間は六時五十分と聞いていたが、新潟到着時から曇天で半ば諦めていた。が、奇跡は起きた。

  仲居さんの「夕陽が見えますよ」との声に皆、いっせいに席を立ち、中庭に集合。厚い雲の間から「真っ赤な夕陽」が雲の鉢巻きをした姿を見せてくれたのです。

  さすがに歳をとりました。二次会も早々に部屋の明かりが消えるのもいつになく早かったようです。

  翌二十一日は阿部邦昭君の案内でまず新発田市の国指定の名勝「清水園」に向かう。金沢の兼六園を思わせる日本庭園を迷?ガイドの説明を聞きながら散策。

  次に新潟市の北方文化博物館「豪農の館」を見学。米どころ新潟の戦前の大地主のスケールの大きさに驚嘆。

  楽しい時間は短い。あっという間に昼食、解散セレモニーに進みお互いの健康を祈り、そして三年後の「古希の祝い」での再会を約し、それぞれのバスで帰路へと向かいました。

和賀益人(記)



  ふるさと栄会の皆様お久しぶりです。旧横手農協栄支所長在職時から色々お世話になりました。会の草創期時期のことなどを懷かしんでおります。本年の第二十五回総会の盛会を祈念しております。


第11期同期会集合写真

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↑タイトルの画像は?
掲示板に投稿された「議事堂周辺の大屋梅」、投稿記事【22】、の写真を元に加工されたものです。

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