ふるさと栄会

同期会だより

古希祝いの会 栄中第11期生(昭和30年卒)


  昨年は「古希の祝い」、準備を進めているさなかに起きた三月十一日の震災と原発事故、東北被災地三県に同期生が住むと言う状況下、横手地区実行委員には難しい判断を迫られたが、予定通り六月に角館、田沢湖を中心に開催すること決断、大勢の参加を得てまさに「絆」を確かめ合う会になりました。
  翌年に開催する後祝いは首都圏地区で開催するのが還暦以来の恒例、古希後祝いとなれば満七十才、体力、脚力の衰えを日々感じている年令、今回のコースは極力見物箇所を少なくしてゆったりと設定。時期も同じ六月七、八日の二日間、東京駅を起点に横浜、三浦、鎌倉、江ノ島を周遊するコースを横手地区から十二名、東北各地から五名、静岡、愛知から各1名計三十八名の参加を得て開催しました。各方面からの参加者全員が見事に予定通りバスの出発地東京駅丸の内口に到着。
  先ず向かったのがキリンビール生麦工場・ビアビレッジ、目的は今はやりの工場見学と工場内のレストラン「ビアポート」で昼食だ。残念ながら団体見学の時間調整がつかず、昼食のみとなってしまったが、さすがビール会社直営レストランとあって料理もビールに合うメニューが用意され、出来たてビールとあいまって美味い美味いと大好評。
  次に向かったのが横須賀市三笠公園。ここには昨年十二月まで足掛け三年にわたりNHKが放送した司馬遼太郎原作のテレビドラマ、「坂の上の雲」の舞台となった日露戦争の日本海海戦でロシアバルチック艦隊を破った連合艦隊旗艦三笠が保存されている。乗艦にあたり偶然「保存会」の職員の方が同郷の人、持田出身の鈴木さんと分かりしばしふるさと談義。
  一日目の最後は三浦半島先端の三崎港と城ケ島、車中を見ると出発から休みなしのアルコールと、カンカン照りの好天気で一行お疲れモード。雨が降らない城ケ島は降りて見る価値なし、午後の三崎港は閑散として見る価値なしとどんどん省略、車内からの見物に変更、一路宿泊先の三浦マホロバマインズに向かう。
  経路の都合上、お祓い御祈祷は二日目に組み込まれているが、いよいよ前倒しの祝賀会。和賀益人君の挨拶は昨年に続き震災、恩師、同期生の「絆」の話。
  宴会は参加者全員の「ひとり一言」から始まり、山形県鶴岡から大隅義隆君が抱えてきたギターをバックに全員が立ち上がっての合唱メドレー、最後の校歌斉唱で盛り上がりは最高潮に達した。
  二日目、梅雨時とは思えない二日連続の晴天の中、お祓い御祈祷の鎌倉鶴岡八幡宮に向けて出発。一昨年強風で倒れた大銀杏とそこから生まれた若木の見事な再生ぶりを見ながら本殿に進む。昇殿しての御祈祷、お神酒、守礼拝受を滞りなく終了。
  ここから海開きの準備が始まる湘南海岸を江ノ電と並走しながら江の島に。お目当ては江の島貝作での昼食、移動のバス車中からシラスの水揚げ状況を確認し生シラスを早速追加注文。到着に合わせて揚げたばかりのアジフライをパッドに入れた店員さんと同時に昼食会場に入る。今回は観光地の混雑を避けての平日開催、どこでも貸し切り状態でゆったりと出来て大正解。
  最後の締めは東京駅での「はばき脱ぎ」、各方面それぞれ帰路の出発時間をにらみながら二日間を振り返り、次回の再会を約し乾杯が続いて行く。

栄中十一期会佐藤宗徳

第11期同期会集合写真

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掲示板に投稿された「議事堂周辺の大屋梅」、投稿記事【22】、の写真を元に加工されたものです。

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