ふるさと栄会

同期会だより

回顧・メモリアル修学旅行 栄中第7期生(昭和29年卒)


  古稀も無事クリアして卒業後57年目を迎えた今、中三時の修学旅行のコース巡りを再現しようと地元のいつもの幹事が企画。21名が参加した。地元から馴染みの羽後交通の綺麗なバスが、又、上り方面からのメンバーとJR新庄駅東口に集合。
  しばし賑やかな後まず、最上川芭蕉ライン下りは古川乗船場(戸澤藩)よりスタート。白称イケメン船頭の舟唄を聞きながら右岸の山]面の鮮やかな紅葉を堪能。未だ新しい右岸の休憩所へ上陸「今日は、お客さんが少ない」と片付け始めたおねえさん(昔の)をからかいながら再び舟下りからバスへ。そして湯の浜方面へ。夕闇せまる頃、バスの左手に近々と五重の塔が見えてきた。ここは善法寺。当時ガイドは日本海岸の漁師に信仰の厚い古刹とのこと。ここの五重の塔をバックに荒川校長・阿部先生と共に写っている写真が残っている。
  当時木造3階建ての「亀や旅館」は近代的な鉄筋8階建となっていた。ここで、57年前我々が大変親切でお世話になった面倒みの良い番頭さんの話を従業員にしたが、誰もその後の様子を聞いてみますとも言ってくれず。無理もないだろうがあの番頭さんもひょっとして100歳を越えたかどうかという年齢。尋ねた方も無理かもしれないが「他人には身をもって親切にしておくもんだなあ」としみじみ。2日目、バスですぐ近くの加茂水族館へ。数年前のノーベル賞の下村博士との縁浅からぬ『くらげ』がおよそ40種が展示。このくらげは、山形近海で市職員や市民漁民が採集したものとか。暗い展示場内で青白い照明に浮かび上がった水槽内の大小のくらげはファンタスティック大人も子供も楽しめる。次は、屋外のあしかショー。芸をしこんで未だ一ケ月余とか。出来の悪いあしかくんと係員とのやりとりがユーモラス。今後が楽しみだ。
  又バスでJR山形方面へ。「この四つ角を左へ曲って左側に例の孫御殿があります」との案内もウツラウツラ夢の中。着いた所が庄内観光物産館。昼食。ここでお土産を両手の紙袋いっぱいで白分でバスへ運べなくて男の子(ジイサン)の手を借りてる女の子(バアサン)。又ショーケース内のパッケージ食料品を手にとって「山形の人はこんな野菜や草木でもこんな加工しておみやげにしてしまうのか、オラなば捨ててしまうで」と感心しきり。又、「この物産館へは、今年すでに3回来ている」と旅行に恵まれた人は、嫁ぎ先の地元で地産地消を進める婦人達のリーダーをしている人でしたJR山形駅で再会を固く約して解散お別れ。バスの地元組も列車の上り組も居眠りをしないで運に恵まれた人は車窓に紅葉を楽しんだのでした。中学の同期の集まりは格別の味わいがあります。この報告も一年遅れで今年は卒業59年目、とすれば来年は中三の修学旅行から60年目。又々何かの予感がするこの頃です。又の日まで明るく元気で日々を過ごしたいものだ。

大隅亮悦(記)

第7期同期会集合写真

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↑タイトルの画像は?
掲示板に投稿された「議事堂周辺の大屋梅」、投稿記事【22】、の写真を元に加工されたものです。

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